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震災ボランティア報告(千葉県旭市)

杉 原 順 子

千葉県旭市のホームページでボランティアを募集していることを知り,去る3月24日(木)私は同市でボランティア活動をしてきました。今後の皆さんの活動の参考になればと思い,そのときの状況をご報告致します。

同日8:45にボランティア本部がある飯岡社会福祉協議会に到着。既に震災から10日以上経っているとは思えない悲惨な状況に只々びっくりするばかり。500台駐車可能な大駐車場に自家用車を停めて急いで受付に向かったのですが,本部スタッフの人数不足の為か,受付には既に長い列ができていて約1時間待たされてやっと手続きを終了。当日は約1,000名(20日は2,000名)という沢山のボランティアが集まりました。男女比は男性8割,女性2割で,中学生から60歳過ぎまでの幅広い年齢層が参加していました。


受付を済ませた後,オリエンテーションを約10分間受け,5人ずつのグループに分けられました。ボランティア要請元のニーズに合わせて数グループが1つのチームとなって活動します。私と同じグループのメンバーは,旭市,香取市,佐倉市(阪神・淡路大震災のボランティア経験者)の近隣都市からだけでなく,遠方(長野県)からも来ており,被災者の皆さんの力になりたいというボランティア意識の高さを感じました。

私が派遣された活動現場は,本部から約1kmのところにある塗装会社で,4グループ20名が1チームとなってお手伝いをしてきました。倉庫にある足場用鉄骨を片付け,事務所の中に入り込んだ砂を掃き出し,家具を水で洗い,ゴミを麻袋に入れたりと,非常に多種多様な活動内容で,重労働のため帰る頃には腰が張ってしまいました。当日は気温5 ℃と肌寒く,途中で小雨や小雪が降り出す生憎の天気でしたが,無事に最後まで片づけが終わり御役御免となりました。今回のボランティア活動の反省点として,水を使用する作業が多いのでカッパを着用したほうが良かった事,またビニール手袋や袋雑巾等を持参したら良かったと思いました。

今回,震災ボランティアに参加して強く感じた事は,被災された方々はボランティアへの期待が非常に大きく,皆さん待ち望んでいらっしゃるということです。また,現地に行って「もっと節電しなきゃ!」と自戒するとともに,「会山行のようにテントを持って2, 3日ボランティアに専念したいな」と強く思いました。皆さんもぜひ参加されてはいかがでしょうか?