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震災ボランティア報告4(石巻続編)

関 口 康 夫

前回の気仙沼に引き続き、震災後二か月後の石巻を訪ねました。日々なんとかチャンスを伺って、やっとこさ日程が合い参加しました。

日 程:2011年5月14日(土)、15日(日)前夜CIT21:00発
参加者:@岡田夫妻、仲里夫妻、斉藤 寛子、関口 A吉田、他4名
作業内容
   5/14 きゅうり栽培農地内のがれき・ヘドロの撤去(@、A)
   5/15 地域の勤労者山岳会と関係団体との交流会(石巻緑のハイキングロード)(@、A)
   5/16 きゅうり栽培農地内のがれき・ヘドロの撤去(A)

■5/13(金)天気:晴れ

仕事終了後、身支度をして、CIT 21:00集合 五泉・山菜組と別れ、しずかに出発。日にちが変わるころ、東北自動車道菅生PAにてテント泊。

■5/14(土)天気:晴れ

大・中・小テント撤収後、東に三陸の海と波打った自動車道を下り矢本ICへ。そこで、宮城県連の方と合流し作業場とする農地に参加者全員が集結(約60名)。ここから気仙沼とは、対照的に平地が広がり田や畑にがれきが散乱状態でした。現場は、その住宅街の一角にビニールハウス作りのキューリ栽培畑(広さは競技用の50bプールくらいかな)、ハウス内には周囲からのがれきが散乱し、海水のヘドロが堆積した見たことのないハタケがあった。農家の依頼者の方から作業の手順や方法を指導してもらい、さぁ―てと男性、女性と自然と役割分担がまり慣れていない道具類をなんとか使いこなして作業開始・・・。 やってみたら、シンドかった。作業着に手袋・マスク・頭に手ぬぐいを被せての全員汗だくになりながら、レイキやスコップで残土を袋に詰め、キャタピラ式発動機付の搬送車に積載・指定場所へ次々と積み上げ。ある人は、ネコを使いスコップでがれき及び残土の撤去、またハウスの残骸の撤去・運びだしをした。作業時間は、9:00〜15:00/休憩(10:00と昼休み含)。休憩時には缶ジュースと美味いきゅうりの漬もので体を癒した。昼休みは、隣のプールサイトで横になっていました。15:00終了、今晩の宿泊地の途中で上品(じょうぼん)みちの駅 ふたごの湯@500円也 私は、屋外の足湯@無料に厄介になり田植え作業の手伝いに来られた地元の家族の方とおしゃべりをして私が災害のためのボラと知って、「遠い所からありがとうございます!」、とてもほっと(足湯)で和やかな時を過ごすことができ、こちらこそ ありがとうございました。なにげない所で被災地域の方々とおしゃべりができ笑顔が見れただけでも来て良かった。しばらく内陸地を走り、田園風景の中の閑静な水沼東部構造改善センターに到着。地元の石巻勤労者山岳会をはじめ、宮城県勤労者山岳連盟、京都労山、群馬労山、千葉労山など約60名余りのボラ参加による時を忘れて楽しい交流会でした。また、地元の方の賄料理の数々には美味しくて感激しました。

■5/15(日)天気:晴れ

賄の方々がしっかり朝飯まで準備していただき、美味しくいただきました。センターより水沼山へ。途中初めて見たアスパラガスの畑に感激。約90分で休憩場、作業は10年前に植樹したツツジのツタ類の根っこ切り作業・山頂より三陸海岸沿いでの被害の状況説明、下りながら山菜取り(タラの芽、わらび)もしました。昼食には、餅つきをしてお雑煮など至福の時間を過ごさせていただきました。下山後、帰りにお世話になった地元の労山関係者の方々が見えなくなるまで手を振ってくれ、また来ま〜すっと答えちゃった・・・。

他の労山の方々と復興・復旧のため協力し汗を流し、喜びをともにする機会にめぐり合えとても良かった、また山行とは違った味わいがあります。ありがとうございました。

【参考データ】

費  用:交通費7,500円/人
緑の基金・参加費1,000円/人