震災支援の呼びかけ

東日本災害支援通信

人的支援活動報告

---

～【会報】野歩 2011年4月号 より～

震災のお見舞いと義援金（支援金）のお願い

語る言葉を失ってしまう今回の甚大な震災・津波と福島第一原発事故。亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災者の皆様へ謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

３月１３日の船山総会時に緊急の救援募金がおこなわれました。朝日新聞厚生文化事業団を通じて被災地に届けられたと思います。新聞、テレビ、ラジオで報道され皆さんもご周知のとおり被災者の避難生活も長期化が予想され、原発は安全宣言までの道程が不透明な状況です。放射性物質による不安。食物や土壌、海水や飲み水への汚染が心配されています。原発の安全神話は崩れ、不信感がつのります。

我が会の会員の身内の方や親戚・縁者、知人の方々が災害に遭われたり避難生活を強いられたり、居住地を離れたりしております。居ても立っても居られない心情かと推察します。被災地の人手・医療不足、燃料不足、食料不足が取りざたされています。

国と東京電力は当然責任ある対応をすべきです。しかし国、東電まかせでなく国民一人ひとりがこの未曽有の災害に立ち向かい、何をすべきかよく考え行動すべきだと思います。

山関係では全国連盟、千葉県連からの要請もあります。僕たちができることは限られていますが、できることを精一杯やれればと思います。

船山から東日本大震災ボランティア登録者に９名の皆さんが名乗り出てくれました。ありがとうございます。要請が来た際には、被災者の心情を考慮しながらボランティア活動に励んでもらいたいと思います。

長い期間になるかもしれませんが、是非とも被災者や被災された山仲間に対する各人の支援をよろしくお願いいたします。

---

東日本大震災人的支援の呼びかけ

先にボランティアの登録を各会にお願いしたところですが、この度、栃木県連の復興支援に千葉県連としましても全面的に協力していくことになりました。その活動実施計画を掲載するとともに、当会よりも積極的な参加を呼びかけます。尚、この計画は向こう2、3ヶ月に渡って行うことになります。

また、人的支援にも資金が必要になってきます。前頁の会長の訴えにありますように、時間的・体力的に派遣が無理な方は、支援金にどうかご協力ください。

---

東日本大震災復興人的支援活動実施計画

－ 栃木県勤労者山岳連盟への協力体制 －

1. 目的

東日本大震災の被災者を支援する栃木県連のボランティア活動に加わることにより、復興へ向けた取組みに千葉県連として協力していく。

2. 実施計画概要

(1)活動拠点

宮城県気仙沼市唐桑町中313-1　高台のレストラン「海岸亭」駐車場

(2)実施日程

4～6月まで、週末を中心にして継続的に派遣の予定

(3)支援活動用装備（栃木県連にて用意する物）

4ｔトラック、2ｔダンプ、発電機、一輪車、トイレ、チェンソー、番線、シノ、カッター、竹ほうき、くま手

(4)支援活動用装備（千葉県連にて用意する物）

スコップ（角、剣）、バール、番線、シノ、カッター、一輪車、ビニールひも、ゴミ袋、ゴム手、マジック、その他事務用品、救急用品

(5)活動内容

・個人宅の家の片付け、庭先のガレキの撤去作業、ゴミ等の運搬

・車が通れないところへの支援物資の運搬

3. ボランティア活動参加について

・被災地に迷惑をかけないよう、自立したボランティアとしての自覚、行動をお願いします。

・現地では栃木県連の指揮下にありますが、具体的な行動は千葉県連のリーダーより指示がありますので、それに従って行動してください。

・ボランティア保険には全員加入します（保険料の負担も含めて手続きは千葉県連にて行う）。

・食料、現地への交通費等は各自でご負担お願いします。

【栃木県連現地本部長】救助隊長　森　初芳

【千葉県連窓口】理事長　吉田　哲治　

ページトップ